人狼ゲーム(漫画)のあらすじ

 

「人狼ゲーム」とは?

 

そもそも、「人狼ゲーム」とはヨーロッパの古典的なゲームである、「人狼」が発祥となっています。それをもとにして、「汝は人狼なりや?(なんじはじんろうなりや、Are You a Werewolf?)」というパーティゲームがアメリカで発売されると、人気が出て広くプレイされるようになりました。このゲームは、日本でも人気が高く、漫画や映画などにもなっています。

 

複数名のプレイヤーで行うことが前提とされているゲームになります。プレイヤーは「村人陣」と「村人に扮(ふん)した人狼陣」とに振り分けられ、人狼と村人の数が同じになれば人狼の勝利、もしくは人狼が全員死亡すれば村人の勝利となります。それぞれ、役職が当てられ、昼のフェーズと夜のフェーズ交互に繰り返しながら、決着がつくまで進める形となります。

 

漫画・人狼ゲームのあらすじは?

 

漫画・人狼ゲームは、そんな「人狼」のルールを背景にした川上 亮原作の人気コミックスになります。漫画・人狼ゲームにおいては、通常の人狼ゲームのルールとは少々異なり、人狼または村人のどちらかが全滅すればゲーム終了というルールになっています。

 

北摂高校二年生の主人公、愛梨はある晩突然何者かにスタンガンを当てられ、拉致されてしまいます。目を覚ますと、同じように連れられてきた高校生の男女が集まる部屋にいることに気が付きます。状況を把握できないままの愛梨でしたが、なぜここにいるのかなど、考える隙すら与えられないまま強制的に「人狼ゲーム」へと参加させられることとなるのです。

 

声だけの存在であるゲームマスターによって、「人狼ゲーム」のルールが説明されていきます。問題は、その人狼ゲームのルールが、ただのゲームではないという事です。人狼ゲームでは、村人は誰かを処刑することを投票もしくは多数決にて決定するルールとなっています。しかし、その処刑は架空のものではなく、実際に自分たちの手で殺さなくてはならないというのです。

 

意図せずこのゲームに参加させられた愛梨たち。そしてその中に潜んでいる人狼。首にはワイヤーがかけられており、リタイアを申し出たものはその場で即処刑されてしまいます。参加者たちは、互いにけん制したり協力したりしながらも、相手が人狼なのではないかと疑いながらも、それぞれが生き延びるために、行動を進めていきます。心を許した人の裏切りや、意外な人間関係、そして人狼の正体など、ハラハラしながら楽しめる、サスペンスストーリーとなっているのです。

 

漫画人狼ゲームでは、参加させられた学生たち全てが同じ高校の生徒になります。それぞれが全く無縁の関係ではなく、何かしらの恨みや秘密などを抱えており、その後の展開に大きく関係し、「処刑」の際の人選にも大きく影響してきます。果たして、人狼は誰なのでしょうか?そして愛梨は無事に生き残ることができるのでしょうか?

人狼ゲーム(漫画)のネタバレは?

 

人狼ゲーム(漫画)は、主人公愛梨と彼女と同じ高校に通う男女9人の合計10人が、何者かの手によって集められ、人狼ゲームへと強制的に参加させられるところから始まります。この人狼ゲームのルールで最も問題となるのは2つ。「処刑は架空のものではなく実際に行われる」ことと、「その処刑は村人である参加者の手によって行わなくてはならない」という点です。

 

愛梨が割り当てられたのは、「村人」だったため、人狼は愛梨以外の誰かになります。このゲームでは、2人の人狼が潜んでいるのですが、姿の見えないゲームマスター声によると、人狼はこのゲームのスペシャリストだというのです。この時は、その真意は語られることはありませんが、のちにその意味が分かります。

 

最初に命を落とすのは、愛梨と面識のある女生徒、猪瀬尚子でした。彼女は、ゲームの辞退を表明した後に、首につけられたワイヤーに首を切断されてしまうのです。初めて処刑によって命を落とすこととなったのは、眼鏡をかけた仕切り屋の「河崎文隆」です。彼は、ヤンキーキャラの藤木毅の処刑を提案したことで、参加者の反感を買い吊られて(処刑されて)しまいます。そして、夜には下林勇平が人狼によって殺されることとなります。

 

その後、預言者の役職を与えられている井上真理絵の助言によって、生徒会書記の町村誠一郎が処刑、そしてその夜には人狼によって稲葉瞳が殺害されます。この時点で生き残っているのは、5人。主人公である仁科愛梨、井上真理絵、真理絵の妹の井上このみ、藤木毅と賢く冷静なサッカー部の多田友広です。さまざまな推理によって、この中から井上真理絵が人狼であると確定されて処刑され、翌日にはもう一人の人狼によって藤木毅が殺害されることとなるのです。

 

そして、最終決戦を迎えることとなり、最終的な判断が愛梨に委ねられる形となります。村人を殺害してしまえば、人狼と村人は同じ人数となり、人狼側の勝利となります。愛梨は多田に対して決して悪い印象はなかったものの、それまでのやり取りを考えると、やはり多田が人狼であることは明らかでした。愛梨は葛藤の末、多田を処刑することに投票し、無事に「村人側の勝利」が確定するのです。

 

これで、物語は終わりかに見えた人狼ゲームですが、なんと最後にどんでん返しが待っているのです。生き残った愛梨とこのみは、再びゲーム開始の場面へと引き戻されていることに気が付きます。そして、新たな人狼ゲームがスタートするのです。愛梨の役割は、なんと「人狼」。そして、同じく生き残ったこのみもまた、同じ役割を与えられていることがわかります。物語の冒頭で告げられた「人狼はこのゲームのスペシャリスト」という言葉の意味が、ここで明らかとなるのです。

 

人狼ゲーム(漫画)の感想は?

 

漫画人狼ゲームは、映画化もされるほどの人気のコミックでもあります。実際に読んだ方からは、さまざまな感想が見られますので、いくつかご紹介したいと思います。

 

30代男性
一般的に言われている人狼ゲームのルールとはちょっと違いますが、逆に簡単なルールとなっているので、混乱せずにおもしろく読めると思います。ストーリーもよくまとまっていて、ラストもぐだぐだせずにリズムよく展開していくのがいいですね。

 

20代女性
人狼ゲームがベースになっているため、結構グロテスクな場面も多いのですが、絵がキレイで読みやすいので読んでいて苦にはなりません。登場人物のキャラクターも良く、緊張感たっぷりで読んでいてとても引き込まれました。

 

10代女性
電子コミックサイトの試し読みで面白そうだと感じたので、全巻購入して読みました。人狼ゲームのルールがわかっていると、割とすぐに誰が人狼なのかわかってしまうな、と思いましたがそれでもすごく楽しめました。ただ、最後のどんでん返しはまったく気が付かなかったので衝撃的でした。

人狼ゲーム 映画版のあらすじとネタバレ

 

映画版人狼ゲームは、川上 亮 原作の小説「人狼ゲーム」を映画化したものです。2013年にはその第一弾となる、映画版「人狼ゲーム」が公開されました。今回は、この映画版の人狼ゲームのあらすじをまとめてみました。

 

夏休み、主人公の仁科愛梨は親友の尚子と一緒に歩いていました。すると突然、2人は何者かに誘拐されてしまうのです。愛梨が目を覚ますとそこは、見知らぬ館でした。尚子の他にも、同じく誘拐されてきた男女8名がその場に集められていました。

 

何が起きているのか全く状況がわからずにいたのですが、その中の一人の川崎文隆が、謎のビデオテープの存在に気が付くのです。そのテープを再生すると、愛梨を含む10名が「人狼ゲーム」に参加させられることとなった旨が伝えられるのです。

 

人狼ゲームのルールでは、参加者の多数決により、人狼だと思われる人を一人選んで処刑することとなります。その後、人狼は村人のうち一人を選んで殺害します。処刑や殺害といっても決して、架空のことではありません。参加者自らが、選んだ人物の命を奪うのがルールになっているのです。人狼ゲームを終わらせるには村人もしくは人狼どちらかが勝たなくてはなりません。参加者は村人と人狼とに分けられるのですが、人狼と村人の人数が同じになれば人狼側の勝ちとなります。村人が人狼に勝つためには、全ての人狼を処刑する必要があるのです。

 

ちなみに、辞退することはおろか、部屋から逃げ出すこともNGとされています。ルール違反を犯した者は、同様に処刑されてしまうのです。このルールを聞いた後にもかかわらず、辞退を申し出た尚子は部屋を出てしまいます。結果、ゲーム開始前にもかかわらず、主催者によって遠隔操作によって殺害されてしまうのです。恐怖の中、人狼ゲームのルールにのっとり、ゲームは進行していきます。

 

参加者は、主人公の仁科愛梨と最初に殺害された猪瀬尚子。そして、井上真理絵とその妹の井上このみ。藤木毅、町村誠一郎、下林勇平、川崎文隆、多田友宏、稲葉瞳の合計10名になります。ネタバレをしてしまうと、人狼は2名。井上真理絵と多田友宏です。彼ら9名は、昼のターンと夜のターンを繰り返しながら、推理戦と心理戦を行っていきます。中盤、人狼の一人である真理絵は、自らが人狼であることを明かしたために、ルール違反だとされて主催者によって処刑されてしまいます。最後の最後には、愛梨と多田、そしてこのみが生き残ることとなるのですが、さまざまな推理の末、多田が人狼であることが確定となります。処刑されることを恐れた多田は逃げるため、部屋の外に出てしまい、ルール違反とされて主催者に処刑されるのです。

 

最後の最後、愛梨とこのみが生き残り、村人側の勝利が確定します。しかし、その後すぐに2人はゲームは終わりではなく折り返し地点に来たにすぎないことを知るのです。なんと今度は2人が「人狼側」となって、新たな人狼ゲームが始まってしまうのです。

 

人狼ゲーム 映画版を見た人の感想は?

 

この手の映画は期待外れのものが多いので、今回もどうせ大したことないだろうと思ってみたが、意外とおもしろかったです。原作やコミックとは違って、グロテスクな描写は少ないのですが、逆に人間らしい感情なんかも伝わってきて、最後までスリルたっぷり楽しめました。

 

原作を知らずにみました。ストーリー的には、途中で誰が人狼かわかっちゃうような点があったり、突っ込みどころは多々あったのですが、結構楽しめました。強いて言えば、心理戦はそこそこあるものの、駆け引きという点ではあまりないので、そこはちょっとマイナスかな?人狼ゲームファンにとっては、ちょっと物足りないかもしれません。